こんにちわ、太陽舎@中の人です
先週は見込み違いで難易度が高い染み抜きが多かったです・・
そんな中じーさま愛用のDVDレコーダーがぶっ壊れて
急遽BDレコーダーの下調べ+購入+設置とかもあって
大変な一週間でした・・(´・ω・`)
そんな感じでばたばたしてたのですが
ちょっと変わったお悩み相談があったのでご紹介です
染み抜きではないので洗い人では投稿できませんしね(´ω`)
紳士物の礼服を他店へクリーニングに出されていたそうですが
表面に浮いたような縦ジワが出てきて最近特にそのシワが増えてきて目立つので
なんとかなりませんか?というご相談でした
このシワは表生地と裏生地の間に縫いこまれる芯地という生地に
接着材付きの物(接着芯と呼ばれます)が使われており
時間の経過や加水分解等で接着芯の接着が弱くなり剥がれてきたシワです
ですので「こういう物です」と言えばそれまでなのですが
クリーニング店の蒸気アイロンでしっかりアイロンをかけてやる事で
ある程度は元に戻すことができます(`・ω・´)
とはいえ着用時の動き等でまた浮いてくるのですが・・
礼服等の比較的短時間の着用が多い物には
効果的な技だったりします(´ω`)
ただ、業務用アイロンの蒸気と高度なアイロン技術が要求されますので
ご家庭でのアイロンがけは避けてクリーニング店へご相談くださいね
と、こんな感じで当店で対応できる事は
できるだけの事はさせていただきますので
ご相談お待ちしております~(゚Д゚)ノ
買った時にはパリッとしていても、何年が経つと接着芯が剥がれてきて浮きがあちこちに出ます。バッグが1番そうなります。既製品もハンドメイド品も両方そうなります。しかし、分解するわけには行かず、みっともないものは破棄するしかありません。ならば、ハンドメイドバッグの場合は、接着芯は、表地ではなく、裏地に付けた方が良いのでは? そうすれば剥がれて浮きが出ても表にはわからないのでは? と最近思います。 接着芯ではなく、キルティング生地を裏地に使うのも原始的?ですが長年風合いが変わらないならそこちらを取ります。また、今回のプロのクリーニング屋さんのブログで、蒸気アイロンで多少は綺麗になると聞き、アイロンかけれるものは試してみようと思いました。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます!
ただ、一般家庭で使われている蒸気アイロンでは綺麗に接着し直すのは難しいと思われます。
クリーニング店の蒸気アイロンは100℃以上の蒸気を使用するのですが
家庭用ではそこまでの温度にならず
温度が低いと蒸気が生地内で液化してしまい
接着の妨げになってしまいます。
可能であれば普通のアイロンで蒸気を使わず
低温(80℃以下が望ましいです)で
あて布をしながらアイロンをかけてもらう方法でも接着できますが
温度が高いと生地が溶ける恐れがある事と
再接着の際に接着芯同士がくっついてしまうと
取れないシワができてしまうのでご注意ください。
また、リフォームで芯地や裏地を張り替える事ができる場合もありますので
リフォーム店さんやリフォームを受付けているクリーニング店様に
お問い合わせ頂いてもいいかと思います。