こんにちわ、太陽舎@中の人です

今日は先日愛知洗い人で紹介した
シルク100%生地のブラウスについた
青色インクを染み抜きした時の話などを・・・

基本的にシルクはデリケートなので
染み抜きをする時は常に生地のダメージを気にしつつ
処理を行うので通常の倍近い時間をかけて染み抜きを行います

普通の染みでも神経使う所に
インク・・しかも染料か顔料かわからない、という事で
正直最初はビビりました(´・ω・`)

まぁでもビビってても仕方ないので
まずは油性と水性の染み抜き処理っ!

正直ここでかなり薄くなるケースもあるので
そーならないかなー・・と淡い期待を抱いていましたが

油性・水性染み抜き処理後

油性・水性染み抜き処理後

あかんやん・・がっつり残ってるやん(´・ω・`)

多分、染み抜きを勉強し直す前だと
ここで諦めて「シミが落ちませんでした」カードを
付けてお返ししてたと思います
ついでに多分生地が傷んで白くなってるおまけつきで・・

だがしかし!
昔の中の人とは一味違う!(゚Д゚)

という事でインク除去用の薬剤を目立たない所に
塗布して生地に影響がない事を確認してから
インク部分に塗布!

変わらない(´・ω・`)

という事で薬剤の効果を高める為に
少し蒸気を軽く当てて温度を上げると・・

インクが薄くなったよ!(`・ω・´)

これでいける!という事で
薬剤塗布 -> 蒸気あてる -> 濯ぐ を
2回繰り返した所完全にインクが取れました(´ω`)

いやー、取れた時は正直ほっとしました
で、同時に嬉しかったですねー

上で書いた「シミが落ちませんでした」カードって
中の人的には「染みに敗北しました」宣言なのですよ
何気に負けず嫌いなのであのカード付けて
お返しするのは本当にいやでした・・

ちなみに染み抜き勉強し直してからは
カード付けて返した件数はゼロです(´ω`)

こーいう染み抜きをすると
本当に染み抜きを勉強してよかったーと思います
けど、まだまだ知らない事も多いので
これからも勉強してがんばりますよっ(゚Д゚)

そして勉強すればするほど
染み抜きの先生の技の引き出しの多さに気付いて
自分の未熟さを思い知らされるおまけ付きですけどね(´・ω・`)